> 連載コラム > 相関について知ろう(3)


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1.相関係数を使うときはここに注意点!

・今日のレッスン概要
○ 相関係数は変化しやすいものである。
○ 相関係数とチャートを一緒に見る。
○ 自分がトレードをするより、少し長め期間を見る。
解説動画
2.相関係数は変動しやすい?!

第三回目です。 今回が相関係数については最後になります。
ここで紹介するのは相関係数を使う上での注意点についてです。まずは下記ExcelファイルかPDFファイルを見て下さい。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年間という期間が表示されていますね。
ここで重要なことは、相関係数は期間によっては大きく変動してしまうことがあるということです。
例えばここ1ヶ月間が強い負の相関を示しているペアを見つけたとします。
「これを二つとも買えば逆に動くから安全だ。」と思っても、ちょっと待ってください!それよりもっと過去の相関を見ても、
同じように強い逆相関を示していますか?負の相関どころか、場合によっては強い生の相関を示すことだってあるのです。  

    Excelファイルをダウンロードする    PDFファイルをダウンロードする
3.実際の使い方

このように、その数字だけを信用してしまうと失敗することもあります。
ではどうすればよいのか?それはずばり『チャートを見る』ことです。
相関係数だけ見ると、一時的な要因で似たように動いてしまった期間を相関が強いと表示することがあります。よって相関係数だけではその動きが一時的だったのか、それとも長期間続いているものなのかがわかりません。
そこでチャートを見てみると、そのことを感覚的(主観的)に見ることが出来ます。
主観的であると自分の感覚になってしまいますが、相関係数を見ればそれが客観的に見ても正しいのかを判断できます。
結果的に、チャートと相関係数は互いをうまく補いあっているといえますね。
ちなみに、それならば自分でどの期間を見ればいいのか?ということですが、自分がトレードする期間より少し長めのものを見てください。
以上で、相関係数についてのコラムは終わりです。お役に立てたでしょうか?
ぜひ皆さんも、この内容をうまくトレードに生かしてみてください。



このページでは相場使える範囲で、ごくごく初歩的な相関について紹介しています。実際に自分で計算してみたい方、
より専門的な知識をお求めの方は、各自でお調べ下さい。

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