◎ピボットを計算してみよう。

第1回目では、弊社サイトでも紹介しているピボットについて紹介させていただきます。ピボットはデイトレードで非常によく利用されており、有効なテクニカル分析だといわれています。
　 まず大切なことは、ピボットの基本は逆張りだということです。一日の相場の値動きには上下動がありますので、下げた所では上げる、上げた所では下げる。と考え、それを利用して収益を上げるようとしているわけです。その際の売買の基準になる位置を割り出そうとするのがピボットの考え方です。
ピボットの計算には、前日の終値、高値、安値の３つを使います。そしてこの３つの平均がキーポイントと呼ばれるものです。（またはピボットポイントなどとも呼ばれることもあります。）この４つを使って各ポイントを使って計算していきます。計算式、各ポイントの名称については以下のようになります。

○計算式

高値の値＝Hと表します。　 安値の値＝Lと表します。　 終値の値＝Cと表します。
キーポイントの値＝（H+L+C）÷３＝Kと表します。

ターニングポイント（高値）＝２K−２L＋H　、 レジスタンス２＝K＋H−L　、 レジスタンス１＝２K−L　、 サポート１＝２K−H　、 サポート２＝K−H＋L
ターニングポイント（安値）＝２K−２H＋L

是非一度は、自分自身で上記の計算式を手書きで計算してみてください。自分で計算することで、ピボットが何を表しているのか、よくわかってくると思います。
またこちらで用意したExcelシートを使うと（第2回で掲載させていただきます）、自動で計算することも出来ますし、弊社のHPでも今日のピボットを掲載しているので
ご覧になれます。

ちなみにピボットは、前日の値のみを見るため、あくまで本日限りにのみ有効な短期的なテクニカルです。基本的に日々のピボットの示す値に連続性はありません。
次回は実際にどのようにトレードに使うのかを紹介させていただきます。