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第2回では、実際にピボットを使ったトレード手段を紹介します。

基本的には、サポート1やサポート2で買って、レジスタンス1やレジスタンス2で利食う。もしくは逆にレジスタンス1やレジスタンス2で売ってサポート1やサポート2で利食う。といったやり方になります。下げた所で買って、上げたところで売る。反対に上げところで売って、下げた所で買う。という、第1回でも紹介した逆張りの使い方をするわけです。またキーポイントや、前日の高値、安値、終値を売買のポイントにしても面白いかと思います。このほかにも、チャートを視覚的に確認したうえでのラインを自分で決めたり、MACDや移動平均、オシレーター系の指標との組み合わせで、ピボットに対する判断を各人で変化させたりすることも出来ます。例えば、20MAよりローソク足が上に位置すれば、上昇トレンド中と見て、そのときは買いのみのエントリーにする。など、ピボットと別のテクニカル指標を併用することで売買のタイミングにオリジナリティーを出すことが出来ます。システム的な売買でありながら、自分の考えをからめたルール作り簡単に出来るのが、ピボットの楽しいところです。

また、実際にピボットでのトレードをする際には、弊社ホームページで紹介した期待値計算をあわせて使っていただきたいと思います。これは単純に、実際に自分がエントリーしたら、その利益目標を計算してみるというだけなのですが、これをするだけで自分がやっているトレードが利益を残せるのか、それともジリ貧なのかが見えてくると思います。是非試してみてください。

最後にピボットを使う上での重要なことですが、ピボットを利用してトレードをしていたら、ターニングポイントでは必ず損切りをするということです。ピボットの基本は上にも書きましたように、「一日の相場の値動きには上下動がある。それを利用して収益を上げる。」ということです。しかし、ターニングポイントをつけにきたということは、それは一方的な相場で勢いがあることを示し、ピボットの観点からいえば、想定外の動きをしている相場ということになります。そのため、ターニングポイントでは必ず損切りをすることになります。ただ、あくまでこれはピボットを使った逆張りトレードの考え方ですので、別の考えの基、トレードをしている場合にはそちらの考え方を指示するのも一つの方法かと思います。

以上が実際にピボットを使ったトレードになります。色々と試行錯誤する中で自分自身にあった、売買ルールを見つけてみてください。また画面下にExcelファイルを用意しましたので、ピボットの計算にお役立てください。



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